お知らせ

みんなの食堂について

2017.06.24

子ども食堂と呼ばれるものが、岡山・倉敷でも様々な場所で新しく誕生しています。
“みんなの食堂”もそのひとつだと言えます。
その中でわたしたち特定非営利活動法人ファミリーステップがみんなの食堂で解決したいこと、
それは子育て世代の時間的貧困と孤食です。

まず、子ども食堂という存在において一番クローズアップされることは〝貧困〟です。
この子どもに対する〝貧困〟とは一体なんでしょうか。
子育て世代にも多く〝金銭的貧困〟あるのも事実ですが、それ以外にも貧困を感じるものがあります。
それが〝時間的貧困〟だとわたしたちは考えます。
仕事と家事、育児のなかで一番にしわ寄せが来るのはいったい何でしょうか。
それは育児、子どもとの触れ合いの時間なのです。
日中慌ただしく働き、時間が来れば仕事を終え、子どもを迎えに行く。
帰宅してからは食事の用意、洗濯物の片づけ、食事の片づけ、分刻みで息つく暇なく明日の準備….
パートナーは深夜帰宅、子どもの起きている間はワンオペ育児、そういう方も多いのではないでしょうか。

子どもとの触れ合いの時間、それはかけがえのない時間です。
その日あったこと、宿題の話、給食の話、他愛のない話の積み重ねが親子の絆を育みます。
日々の生活に忙殺され、後回しにした子どもとの時間は取り返すことが出来ません。
しかし、働き、生活をしていくことも生きていくうえで重要です。

慌ただしい日々の中で、
1か月に数回でも子どもとゆっくりする時間を設けることができたなら…
一息つくことが出来たなら…

.実際に育児をしつつ、働く私たちだからこそわかる必要なもの、それは時間です。
〝みんなの食堂〟はそんな時間的貧困を感じる家庭に少しでも時間的余裕を提供します。

そして、もうひとつが孤食の解消です。
生活スタイルの多様化など、孤食を招く理由は一つではありません。
文部科学省 平成23年1月 子どもの生活習慣づくりに関する家庭や企業の認識度及び課題分析調査でも挙げられるように、孤食は子どもの発育においても重大な支障を生じるといった報告もあります。
子どもだけでなく大人も、文化人類学的にも人間は“共食”する動物であるといわれています。
そのため、“孤食”という食事形態はイレギュラーなものなのです。
家族が居ても一緒に食事を摂ることがない〝孤食〟、子ども大人問わずひとりでの解消の場にもしていきたいと考えています。孤食をする誰かと誰かが集って食事をすればひとりではありません。
笑顔で一緒に食事をする日が月に数回必ずある、このことが支えになる人もいます。

おそらく、子ども食堂はこれからも必要とされ、各地に増えていくと思います。そんな中で、わたしたちファミリーステップの運営する〝みんなの食堂〟は現役のママだからできる等身大で、ママの笑顔を生み出すための場所にしていきたいと考えています。

ひとりで食べるより、みんなで食べるとおいしいね。
このことばを合言葉に必要とされる場所にこの想いが届きますように。